虹と雪のバラード
(作詞:河邨文一郎、作曲:村井邦彦、歌:トワ・エ・モワほか多数)

1972年の札幌オリンピックのために、NHKが札幌在住の詩人で医学者の河邨文一郎に詩を依頼しました。「イベントが終わっても長く歌い継がれるもの。オリンピックを待ち焦がれる札幌の人たちの心情を表していること。重々しい式典風のものではなく、屋根裏の落第坊主がギターを爪弾いて歌え、なおかつ、何千人もの合唱に耐えうること」。なんともよくばった条件でありました。詩のほうは呻吟苦吟なさったようですが、曲のほうは、半日でできたとか。
先日、私が所属する合唱団の演奏会で歌いましたが、バラードなのにめくるめく言葉の連続で、聴くたびに心が揺さぶられます。
「町ができる 美しい町が 溢れる旗 叫び そして唄」。
故郷が見事に成長していく夢のような時代。このときに札幌で過ごした人々は、どれほど誇らしかっことでしょうか。
僕は高度経済成長期に子ども時代を過ごしましたが、この曲が大好きで、歌を思い出すだけで「戦後日本の青春期」を思い出されて涙がこぼれてしまいます。

虹と雪のバラード(作詩・河邨文一郎/作曲・村井邦彦/編曲・信長貴富) 混声合唱団グラン

 photo by unukorno via frickr

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